こんばんは。
YUMENOKENZI です！

ラジオが友達のきみへ

Letters　- YUMENO KENZI からの手紙 –
ナレーション Featuring Tatsuro！

『 無益 』

こどもの頃は見えなかったんだ
国と国がいがみ合う姿を
自分とそのほんの周囲だけが
世界のすべてだったんだ

かっこいいものやきれいなものに
すごく憧れて
弱々しいものやきたなそうなものは
みんなで嫌ったものだ

これでわかったろうう？
ぼくは正義感ヅラの悪人だって
わざとじゃないけど
誰かをひどく傷つけたかもしれない

秋をひとっ飛びで越えて
冬みたいに寒い
背中がぞくぞく
震えが止まらない

無数の人が
風に水に、大地の、
犠牲になって死んだ・・・

青年の探し求めていたものは
何んだったのだろう？
あの死は、目的だったのではなく、
何か大切なものを求め続けた
彼だけの結果だった

あまりに次々と降りかかる痛手
ぼくは、その渦中の人たちを
思いやる術を知らない・・・
何も出来ない

この祈りは届くのか・・・
あまりにも無益なぼくを
ただ思い知らされる

詩：YUMENOKENZI

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◆Narration Tatsuro 様
https://tatsurovoice.com/

◆Music 「水面に散る花」
OUpS.zero (c) Taishi Ueda 様
美しい音楽素材を共有くださいまして心から感謝いたしております。

AI番組ナビゲーター：Flora’s ann ( あん )
ナビゲーションBGM：音楽の卵 様

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